仏式葬儀
仏式のお葬式とは
背景・いわれ
仏教では、すべてのものが変転してとどまることがないと考えられています。人は亡くなっても、また新たな生命を得て生きかわる=「輪廻転生」を繰り返し永遠に続くとされています。
そこで仏教では、故人に対して、輪廻を離れて「成仏させること」を最大の目的として、戒名をつけ、僧侶が読経をし、お焼香を行い故人の旅立ちを見送ります。
この仏式葬儀は、日本でもっとも多く行われている葬儀で、全体の約8割~9割を占めるといわれています。
特長
一口に仏式の葬儀といっても、日蓮宗や真言宗や曹洞宗、浄土宗、浄土真宗、臨済宗などがあります。宗派によって読経のあげ方や焼香、礼拝、飾り付け等が異なる場合がありますので、葬儀に先立ち、宗派の確認をしておくことは大事なことです。(地域の慣習によっても葬儀内容に違いはあるかと思います。)
また、仏式葬儀では菩提寺へ連絡をして、葬儀の日程や戒名等打合わせを行います。菩提寺が遠方にあり僧侶に来ていただけない場合は、同じ宗派の僧侶を紹介してもらうことになりますが、戒名は個人と繋がりの深い菩提寺からいただいた方がよいでしょう。菩提寺がない場合は、葬儀社へ相談して宗派に合った僧侶を紹介してもらい読経や戒名を依頼します。
通常、通夜・葬儀・告別式の順で行われ、数珠を用いるのも仏式だけです。
戒名について
仏教の葬儀・葬式には、なくてはならないのが「戒名」です。喪家、遺族にとっては気になるのは金額でありどんな名前をいただくかが気になるところです。宗派によっては「戒名」の呼び名が違います。
浄土真宗の教えには戒律という考えがない為「法名」と言います。
日蓮宗の葬儀・葬式には授戒と言う作法がない為「法号」と言います。
亡くなりになられると、仏教では俗名「この世の名前」から戒名に変わりお釈迦様の弟子となり、あの世で悟りに到るという考え方があります。これは仏教の「没後作僧」に基づいたもので、一般の人は亡くなると戒律を守ることを誓った僧侶になるので、そのための名前が「戒名」ということなのです。
戒名の仕組み
院号・・・・お寺様に貢献度の高かった人がいただく
道号・・・・仏道に一生懸命励んだ人がいただく
戒名・・・・本来の二文字からなる名前
位号・・・・仏教徒としての階級
男性の場合は「居士 信士」 女性の場合は「大姉 信女」
仏式葬儀の祭壇
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白木祭壇 輝(かがやき)
祭壇の幅:1.8m
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雅(みやび)
祭壇の幅:6m
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白夢(はくむ)
祭壇の幅:6m
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思惟(しゆい)
祭壇の幅:6m
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芙蓉(ふよう)
祭壇の幅:8m
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白鷺(しらさぎ)
祭壇の幅:8m
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鳳凰(ほうおう)
祭壇の幅:8m
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寂静(じゃくじょう)
祭壇の幅:8m