152.尊厳死・献体・臓器提供を望むなら(2)、自分で葬儀をデザインする(1) (2017-05-07)
■■尊厳死・献体・臓器提供を望むなら(2)
■尊厳死公正証書
公証人が尊厳死を希望する本人から内容を聞いて、それを公正証書にします。本人だけでもかまいませんが、できれば同居の家族に事前の同意を得ておきましよう。
本人の意思確認ができないと、家族は治療方法の選択に迷い、悩むことになります。元気なうちに書面で意思表明しておくことが大切です。
■日本尊厳死協会
入会希望者は、尊厳死宣言書に署名・押印し、年会費を添えて申し込みます。年会費は3,000円(夫婦の場合は4,000円)、終身会員は10万円(夫婦の場合は15万円)。
■病気がある場合の献体
献体は病気があってもできます。病気や手術の痕などは、正常なものと比較しての学習に役立ちます。
■■自分で葬儀をデザインする(1)
■葬儀の方法・依頼先を決める
宗教儀礼を行うなら、どの宗教・宗派の方式で行うかをエンディングノートに明記します。無宗教でするなら定まった形がないので、遺族が混乱しないように、できるだけ細かく希望を記しておきましょう。
また、葬儀を公開せずに家族葬で見送ってほしい場合も、希望するやり方を具体的に書いておきます。
イメージが固まったら、生前契約(予約)のできるシステムを選びますが、初めから1社に絞る必要はありません。数社の資料をとり寄せ、自分の望む葬儀ができるかどうか、費用の見積書などを比較検討します。
■葬儀費用を準備する
葬儀費用にあてることを目的とした200万円くらいの保険をかけておくと、葬儀のときすぐお金がおりるという利点があります。簡易保険の終身型も葬儀に向いています。
使い道を葬儀に限定して、信託銀行に預金する方法もあります。
互助会の積み立ては、契約先の互助会でのみ利用できます。その場合の積立金は、葬儀費用の全額ではなく、基本料金のみが対象となります。
■葬儀の内容・演出を考える(1)
▼喪主を決める
自分ともっともつながりの深い人を選ぶのが自然です。配偶者か子どもが一般的ですが、「この人に」と
思う人を指定できます。その場合は、必ず家族に伝えておきましょう。
▼祭壇のデザインは
祭壇は、白木祭壇でも、好きな花だけの祭壇にしたり、さまざまにアレンジしたオリジナル祭壇にするこ
ともできます。
▼遺影を選んでおく
その人らしさが出る写真がいちばんです。自分が納得できるものを選んでおきましょう。。できれば引き
伸ばして、印象や鮮明度を見るほうがよく、遺影用に新たに撮影して用意しておくのもよいでしょう。
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もしもの時
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