161.葬儀の費用はいくらかかる(3) (2017-05-17)
■■葬儀の費用はいくらかかる(3)
■費用の目安を知ることが大事(3)
▼香典返し/いただいた香典に対するお返しですが、「三分返し」「半返し」などといって、1/3~1/2
の金額(3,000~4,000円)を、品物でお返しするものとされてきましたが、即日返し
のときは一律2,000~4,000円程度の品物をお返しする例が多いです。
▼その他の費用/親戚の旅費や宿泊費、その期間の食費等、予想外の出費もありますので、10万~30万円
程度予備費をみておきましょう。
■予算を決める
①どんなお葬式にしたいか、②宗教宗派はどうするか、③会葬人数はどれくらいか、④無理なく出せる金額はいくらか、などを考え合わせて予算をたてます。総額の目安は下図のように計算します。
これに変動費(交通費、宿泊費、親戚の食費、お手伝いの人へのお礼、近隣へのお礼、運転手への心づけなどを含む)として総費用の10%(10万~30万円)くらいは見込んでおきます。
◆予算を決めるには◆
[費用総額] = [会葬者の人数×1万~2万円] + [お布施] + [香典返し]
※「会葬者の人数×1万~2万円」は、「葬儀一式」と[飲食接待費」の合計金額を算出する目安。会葬者
が100名の場合、1人当たりの単価は1万5,000円~2万円程度。会葬者が200名の場合は、1
人当たり1万円~1万5,000円程度が目安となる。
■葬儀の収支(1)
葬儀は、支出ばかりではありません。収入としては、香典(1人平均8,000円で100人として80万円ほど)と、公的補助金(健康保険や労災保険から)として葬祭費等が支給されます(下図参照)。
支出金額から収入金額を引いた額が、実際に出費する自己負担額ということになります(下図参照)。
そのほかに、仏壇、お墓を購入する場合もあり、その後続く法事の代金も頭に入れておきますが、これらは緊急を要しない費用になります。
◆支払い時期と準備方法・収入◆
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時期 |費用の内容 |準備方法・収入
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翌日~2、3日後 |お布施のなど |現金を30万~70万円ほど用意
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↓ | |
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1週間~ 1ヵ月後 |葬儀一式 |香典
|飲食接待費 |+故人の生命保険など
|香典返し |+公的補助金
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