165.危篤になったときの手配(2) (2017-05-22)
■■危篤になったときの手配(2)
■緊急定文電報の打ち方
電話が通じないときの連絡法のひとつに、電報があります。一般の電報の受け付けは午前8時~午後10時。それ以外の時間は「緊急定文電報」にします。
緊急定文電報は、文例(「危篤」「危篤、至急電話されたし」「危篤、至急連絡されたし」「危篤、至急来られたし」)を用いることが条件。定文の前後に、20字つけ加えられます。
■自宅で危篤に陥ったときは
自宅で容体が急変し、危篤に陥ったときは、すぐに主治医に連絡をとり、指示を仰ぎます。休診日や深夜の場合は、119番で救急車を呼び、かかりつけの病院・医院に運んでもらいます。
ふだん、まったく医師にかかっていない人が自宅で突然倒れた場合は、119番で救急車を呼び、救急指定病院に運んでもらいます。
絶命している場合も、主治医または119番に連絡します。医師により死亡が判定されるまでは、遺体を動かすことはできません。
■宗教者への連絡
必要に応じて宗教者に連絡をします。
本人がキリスト教の信仰をもつ場合は、信者の臨終には牧師や新婦が立ち会って祈ることが大切とされています。
仏教でも、死亡後、自宅に搬送し、枕経をお願いしたりするので、僧侶への連絡も忘れないようにしましょう。
■緊急電話の内容例
「朝早くにお電話してすみません(深夜に突然で恐縮です)。私は○○○○の息子です。父が危篤になりました。ただいまお茶の水の○○大学病院に入院しております。一目お会いいただけたらと存じ、お電話いたしました」
■小連絡用のテレホンカードを
病人の危険な状態が予測されるときは、すぐ連絡できるように、アドレス帳とテレホンカードを何枚か用意しておきます。
携帯電話は便利ですが、病院内では使用を禁止されているのが普通です。
■緊急定文電報の申し込み例
「定文No.911でお願いします。文面は、父危篤、至急電話されたし。みちこ03-5432-××××」
■現金の準備を
死亡後は、入院費の精算、葬儀費用など出費が重なります。しかも、本人の預貯金は金融機関が死亡を知った後は凍結されます。事態を予測できるようなら、早めに現金を用意しましょう(30~70万円くらい)。
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もしもの時
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