22.故人を供養するための法要のあらましを知っておこう(1) (2016-12-24)
通夜、葬儀・告別式が終わったあとも、故人を供養するための法要という儀式が続きます。仏式における法要は追善供養ともいい、宗派によって異なりますが、次のような節目に行なうのが一般的です。
■節目節目に行われる法要
・初七日忌=死後7日目(葬儀・告別式当日に還骨勤行と合わせて営むケースが多い)
・二七日忌=死後14日目
・三七日忌=死後21日目
・四七日忌=死後28日目
・五七日忌=死後35日目
・六七日忌=死後42日目
・七七日忌=死後49日目(四十九日の法要)
・百か日忌=死後100日目
・一周忌=死後満1年目
・三回忌=死後満2年目
・七回忌=死後満6年目
・十三回忌=死後満12年目
・十七回忌=死後満16年目
・二十三回忌=死後満22年目
・二十七回忌=死後満26年目
・三十三回忌=死後満33年目
■初七日ー四十九日忌
仏教では人間は死んでから次の生を受けるまで49日の期間があると考えられ、この間にう行なう法要を「中陰供養」といいます。初七日忌から7日ごとに7回行ない、四十九日の法要を行なって忌明けとなるのが、一般的です。
四十九日の法要では位牌を白木のものから塗り位牌に替え、僧侶に「入魂供養」をしてもらったあと、封印してあった仏壇を開いて位牌を納めます。仏壇がない場合は、位牌は菩提寺に預かってもらいますが、できるだけ早く仏壇を用意してお迎えするようにしましょう。遺骨を飾っておいた後飾りの祭壇はこのときに取り払います。遺骨は四十九日の法要辞にお墓に納骨するのが一般的です。
■年忌法要(1)
次の法要は百か日忌で、これは、故人が仏となって初めての法要になります。そのあとは、故人の祥月命日(亡くなった日と同月同日のこと)に年忌法要を行ないます。年忌法要は一周忌、三回忌は比較的盛大に行ないますが、七回忌以降は規模を縮小して身内だけで行なうか、省略するケースもあります。ただし、三十三回忌は弔い上げとして戒名を過去帳に転記し、仏壇に置いていた位牌を菩提寺に納めます。これをもって故人の法要は一区切りとなり、このあとはご先祖供養としてほかのご先祖様と一緒にお盆やお彼岸などに供養するのが一般的です。
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