28.スケジュールを立ててから具体的な作業に着手する (2016-12-30)
■■スケジュールを立ててから具体的な作業に着手する
■事務手続きの進め方
夫の葬儀・告別式を滞りなくすませたら、そのあとに続く法要を進めながら、夫の身の回りの整理を中心とした事務手続きを行ないます。
その事務手続きは、大きく分けて、名義変更・名義書き換え、返却・退会・解約、お金にまつわることの3種類です。これらの手続きを効率よく処理するコツは次のとおりです。
<夫死亡後の事務手続きチェックリスト>
・住民票:世帯主変更
・電気・ガス・上下水道:名義変更
・電話:名義変更
・住居などの賃貸契約:名義変更、名義継承
・上記以外で遺族が引き続いて行うもの:名義変更
・不動産:所有権移転登記
・自動車:移転登記
・金融商品:名義書き換え
・健康保険証:返却
・運転免許証などの公的な免許証、パスポート:返却
・デパートなどの会員、クレジットカードなど;退会または返却
・プロバイダ、携帯電話:解約
・埋葬料、葬祭費の請求
・遺族年金などの請求
・高額療養費の請求
・故人の所得税の準確定申告
・労災保険の請求
・生命保険金などの請求
①上記「夫死亡後の事務手続きチェックリスト」を参考にしながら、わが家の場合のリストを作る。その際、電話連絡ですむこと、電話で書類を取り寄せたあとで郵送すればすむこと、窓口に出向く必要のあることを整理し、また、期限を考慮しながらスケジュールを作り、期限の早いものから着手していくようにする。
②窓口が同じ手続きは、できるだけまとめて行なうようにする。
③窓口に出向く必要のある手続きは、何度も足を運ばなくてすむよう必要なもの(書類、印鑑など)を事前に電話などでよく確認しておく。相手先の所定の書類が必要な場合は郵送してもらい、自ら用意する必要のある書類は取り寄せておく。
④公的な書類はすべての手続きに必要な部数を計算し、まとめて取り寄せるようにする。ただし、印鑑証明書などの有効期限のある書類については、手続きを行なう時期に期限切れにならないよう、時期を考慮して取り寄せる。
⑤印鑑が必要な手続きは、どの印鑑でもいいのか、実印・届け出印(夫の)が必要なのかを確認しておく。届け出印が必要な場合は、どれが届け出印なのかを相手先から陰影を郵送してもらうなどで特定しておく。または、手続きに出向くときに、必要になると思われる印鑑をすべて持参する。
では、次回から、どのような手続きをどのように進めていけばよいかを個別にみていきましょう。
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もしもの時
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