84.四十九日の法要(2)、法要でのあいさつ(1) (2017-02-25)
■■四十九日の法要(2)、法要でのあいさつ(1)
■「忌」が明ける重要な日(2)
墓に赴いたら、参列者とともに供物、線香を供え、板塔婆を立てて供養をします、、もし、このときに納
骨式を予定している場合は、この供養の後に行います。
法要が終わったら、施主、遺族は「お斎」と呼ばれる会食の席を設け、僧侶と参列者をもてなします。参
列者の席順は、目上の人から順になるのは当然ですが、あとは遠方から来ていただいた人、また故人と親し
かった人から先に上座の方に座っていただくようにします。
会食は、施主が、法要に参列してくださったことへのお礼と葬儀以来お世話になったことへのお礼を述べ
て始めます。法要の後でもあるので、故人をしのびながら静かに思い出話などを語り合い、一、二時間程度
にするのが望ましいでしょう。
最後に僧侶にお礼(お布施)を包み参列者に引き物を渡してお開きにします。
■事前に準備しなければならないこと
・引き物の用意
・僧侶への読経御礼(お布施)、お車代、場合によっては御膳料の用意
・卒塔婆の申し込み
・法要案内状の作成とき
・会食(「お斎」)場所の予約
■卒塔婆
卒塔婆とは塔婆ともいい、故人の供養・追善のために墓地に立てる細長い木の塔のことです。また、施主以外の法要参加者が立てるものを付塔婆といいます。
釈迦の遺骨を埋めた場所に立てた塔が原型になっているという説や、供養、祈願のための三重の塔、五重の塔を意味するという説もあります。
■法要の進行について
進行手順は宗派、会場によって多少異なりますが、おおむね次のとおりとなっています。
①開会のあいさつ
②ロウソク、線香に点火
③読経
④焼香
⑤法話
⑥閉会のあいさつ
⑦お斎
⑧お開きのあいさつ
■■法要でのあいさつ(1)
■お礼と近況報告を兼ねて
法要でのあいさつは、会食の前に施主自らが行います。あいさつのかたちは特に決まっていませんが、次の点をおりまぜて、要領よくまとめましょう。
①法要に参加していただいたお礼
②遺族のその後の状況報告
③ささやかな会食でもてなしたいこと
このほか四十九日の法要の場合は、葬儀を含めてお世話になったお礼、今後の決意などを加えるとよいでしよう。
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