92.納骨(3)、墓地(1) (2017-03-04)
■■納骨(3)
■仮納骨と永代供養(2)
最近では、さまざまな事情から永代供養を望むケースが増えています。おおむね、三回忌、七回忌の法要をすませた後に依頼する例が多いようです。ただし、後日気が変わったとしても、遺骨は返されないシステムになっているのでよく検討してからにしましょう。
公営の納骨堂は、金額的にはお寺に預けるよりも安いのですが、一年ごとに契約更新をするシステムになっており、ほとんどの場合、期間が決められていて永久に預かってくれるわけではありません。
■水代供養のしくみ
利用者から一定の「永代供養料」を受け取ったお寺は、そのお金を利回りのよい預金などに預けます。そしてその利子によって費用を捻出し、お彼岸やお盆の供養、年忌法要などを永代にわたって営みます。
最近は、墓を持たないなど日本人の葬儀に関する意識は大きく変わってきており、共同墓(永代納骨)への関心も高まっています。
■■墓地(1)
■墓地の種類
墓地には大きく分けると、①公営墓地、②寺院墓地、③民営墓地の三つがあります。地方によっては個人で墓地をもつ旧家もありますが、これはごく少数で、今日では、このようなことが許可されることはありません。
①公営墓地
何より使用料(永代使用権取得料)、管理料が安いのが特徴です。
しかし、公募制で募集が行われるのですが、競争率が高く、年に一度空き墓地の募集があればよいという
のが現状です。
申し込みに際してもさまざまな資格条件がいることもあり、手に人れにくいものとなっています。
②寺院墓地
宗教法人が運営しているので、それなりの行き届いた管理がなされています。また、法要などを本堂で行
えるなど利点は大きいといえます。
しかし、利用できるのは原則的に檀家か同宗派の家に限られており、寄付などの相応の負担もあることも
覚悟しなければなりません。
それでも都市部では寺院墓地も満杯状態で、お寺によっては境内から離れた場所や郊外に墓地を造成する
ケースもあるのが現状です。
③民営墓地
民問の会社や財団法人、宗教法人が経営する民営墓地は、公営墓地と同様、宗派、信仰を問わず誰でも利
用できます。
設備面なども優れていますが、あくまで営利を目的にしているので料金が高くなっています。
また、運営する母体によっては永続性が危ぶまれるようなところもありますので、しっかりと検討する必
要があります。
いずれにしても墓地選びのポイントは、まず立地条件。墓参りしやすいかどうかになるでしょう。また、
環境、設備、管理面なども大切なチエックポイントです。そのためにはとにかく実際に自分で行って確かめ
ることが必要です。
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